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麻倉JGTOチャレンジⅢ 2009
貴田和宏、今季チャレンジ2勝目で賞金ランキング2位に浮上!
4アンダーの4位タイからスタートした貴田和宏が白佳和との6ホールにもおよぶプレーオフを制し、エバーライフカップチャレンジに続く今季2勝目を飾った。
6ホールのプレーオフでの優勝はチャレンジツアーでの新記録。これで貴田は180万円を獲得し、チャレンジトーナメント賞金ランキングで2位(4,151,600円)にランクアップ。賞金ランキング1位に与えられる来季のレギュラツアーシード権に大きく近づいた。
最終組から1つ前でスタートした貴田はこの日5バーディ、1ボギーの68をマーク。最終18番でバーディを奪い、通算8アンダーで白に並びプレーオフに持ち込んだ。10番、17番、18番で行われたプレーオフに入ってからは、共に一歩も引かない熱戦を繰り広げ、息詰まる展開となったが、迎えた6ホール目となる18番パー5で明暗が分かれた。
ティショットはお互いに右ラフ。右側からせり出している林の上を越さなければグリーン方向には打てない状況から、先に打った白は手前のバンカーにつかまった。それを見て刻むかと思われたが左足下がりのライからクリークを手にして、見事グリーンを捉え2オンに成功。確実に2パットでバーディを奪った貴田が長い戦いにピリオドを打った。
優勝スピーチで貴田は開口一番「お待たせしました」と苦笑い。疲れていたものの、来季のシード権に大きく近づく2勝目に安堵の表情を浮かべた。今年でチャレンジツアー6年目。貴田自身、2位や3位は何度かあるものの勝つ事の難しさは本人が一番よく理解している。それが今年一気に2勝目を挙げられた要因を聞くと、1勝できたことで全てにおいて自信を持ってできているところにあると言う。
残り3戦、「あとはやるだけですよ」と話す表情からは確かに自信が満ちあふれていた。