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ANAオープン 2007

3週連続優勝を狙う、谷原秀人

この2週間というもの、優勝するたびに仲間と祝杯をあげているが、日課のトレーニングも休んでいない。「疲れもない」。ゴルフの状態も先月から「7割くらいのレベル」で好調をキープ。
「ティショットも、アイアンと同じくらいまっすぐに行きだしたから」と、史上4人目(5回目)の3週連続優勝にむけて、いまのところ死角は見当たらない。

しいてあげるとすれば、問題は今週のグリーンか。
先週の台風9号の影響で例年に比べ、スピードが遅くてややウェット。「ロングアイアンならピンそばに止められるけれど、ショートアイアンで打ったら全部スピンで戻ってしまう」。

この日のアマプロ戦でも、スピンコントロールに頭を悩ませたが解決策は見つかりそうにない。
また、上手く乗せられても「ここは意外と傾斜がキツいから。パットの出来で、1日2、3ストロークくらいは変わってきそう。グリーン上の戦いになる」と、警戒を強める。

フジサンケイクラシックと先週のサントリーオープンで2週連続優勝をあげたが、いずれも天候にたたられて、54ホールの短縮競技となった。
「そりゃあ4日間で勝てたほうがいいに決まってる」とこぼしつつ、「けれど、勝てればなんでもいい」というのもまた偽らざる本音だ。

「狙っていきますよ」と、やる気満々。
今週は、現在賞金ランク1位の谷口徹が欠場するだけに、昨年ランク2位で惜しくも取り逃がした賞金王取りも、今大会での戦いぶりが鍵を握りそうだ。

※国内男子の3週連続優勝は・・・
グラハム・マーシュ(1974年・フジサンケイクラシック、ダンロップオープン、ペプシ宇部興産)
謝 敏男(1982年・東海クラシック、ゴルフダイジェスト、ブリヂストンオープン)
尾崎将司(1988年・日本オープン、ゴルフダイジェスト、ブリヂストンオープン/1994年・ダイワインターナショナル、住友VISA太平洋、ダンロップフェニックス)

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