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7日(金)初日=DAY1の成績表

男子ツアーのJGTOチームが14ポイントを獲得して首位スタートした「Hitachi 3Tours Championship 2007」初日の「DAY1」。シニアのPGAが、11.5ポイントで2位に続く。そして、女子のLPGAが10.5ポイントで現在3位。

昨年の最下位の雪辱を晴らすべく、男子が好スタートを切ったとはいえ、もちろんまだまだ油断できない。
片山晋呉は前日6日(木)に、米女子ツアーの研修会から帰国したばかりの女王・上田桃子選手をあなどっていた。
「きっと時差ボケでゴルフどころじゃないだろうと・・・」。
しかし、この日初日(DAY1、2ndステージ)の直接対決で完敗した。
1打差で敗れて3ポイントを許したばかりか、「2ホール目には、パーパットで気合のこもったガッツポーズをやられました」と苦笑いだ。

前夜に、街で女子プロの北田瑠衣選手に「キャディをやらせてください」と頼まれて、きゅうきょタッグを組んだ。頼もしい助っ人を雇ったものの、女王に敗れて脱帽だ。
チームメイトに思わず吐き出す。
「桃ちゃんは、相当気合が入ってるから気をつけて!」(片山)。

また、女子ツアーの賞金ランク7位の諸見里しのぶ選手も要注意だ。
「男子のみなさんがパットを打つと、カップがバケツみたい。スピン量なんかもものすごくて、私なんかまだまだだ、と・・・」。
そんなしおらしいコメントに騙されてはいけない。
ストロークプレーの2ndステージで、中嶋と深堀相手にぶっちぎりの4アンダーをマークして、あっさりと勝ち点3をもぎ取っている。

シニアチームにしても、またしかりだ。
今年、ドライビングディスタンスで103位に終わった賞金王が嘆く。
尾崎健夫を筆頭に、シニア賞金王の室田も中嶋も、いずれも若手に引けをとらない飛距離を誇る。
「まだまだ十分、レギュラーでやれる人ばっかりですもん。僕なんて、やたらと置いていかれて・・・。今日は思わず、友利さんに『来年から僕もシニアでやらしてください』って頼んじゃった」と谷口徹。
加えて、そんなスーパーシニアたちには“15本目”のクラブさえある。
それは、百戦錬磨のうちにバッグにしまいこまれた「“経験”という名のクラブ」(中嶋)。
技とパワーと経験で、大会初タイトルを狙うシニア勢の猛追をかわせるか。
または、女子チームの連覇を阻止できるのか・・・!?

<初日=DAY1の成績一覧>

<1stステージ>(ベストボールのダブルス戦)
(第1組)
髙橋勝成&友利勝良(−3,1.5point)
全美貞&張娜(−3,1.5point)
谷口徹&谷原秀人(−4,3point)

(第2組)
室田淳 &尾崎健夫(−5,2.5point)
諸見里しのぶ&飯島茜(−2,1point)
深堀圭一郎&近藤智弘(−5,2.5point)

※(チームスコア,獲得ポイント)

<2ndステージ>(ストロークプレーのシングルス戦)
(第1組)
髙橋勝成(−2,2.5point)
飯島茜(−1,1point)
谷口徹(−2,2.5point)

(第2組)
中嶋常幸(0,2point)
諸見里しのぶ(−4,3point)
深堀圭一郎(+1,1point)

(第3組)
友利勝良(−1,2point)
張娜(0,1point)
近藤智弘(−2,3point)

(第4組)
室田淳(0,1point)
上田桃子(−2,3point)
片山晋呉(−1,2point)

※(スコア,獲得ポイント)

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