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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2008

片山晋呉「勝負ごとだから」

首位タイで迎えた最終18番はパーに終わり…
17番パー3で2メートルのバーディパットを決めて、いよいよ首位に1打差と詰め寄った。

「僕がメンバーになりたい数少ないコース」が、ここ東広野ゴルフ倶楽部だ。
今週は、開幕前から血圧が下がるなどの体調不良で「会場がここじゃなかったら、間違いなく休んでた」。
それほど思い入れのある舞台で、悲願のツアー通算25勝は目前だった。

シード選手にはツアーメンバーの証として、シーズンごとに年号の入ったシルバー製のマネークリップが支給されるがそのうち6人は、特別仕様のゴールド製だ。

1973年のツアー制度施行後に25勝をあげた者に与えられる永久シード権を持つ選手は青木功、尾崎将司、中嶋常幸、杉原輝雄、倉本昌弘、尾崎直道…。

この錚々たるたるメンバーの7人目に名を連ねるまであと1勝。
もし今回、片山が勝てば、その表彰式でゴールド製のバッジの授与式を行うプランもあったのだ。

しかし、最終18番パー5でラフからの第2打を深いバンカーに打ち込んで、パーに終わってサバサバと「勝負ごとだから仕方ない」。

このあと、日本ツアーは2週間のオープンウィークだが片山には、全米オープンが控えている。
2週前に「もう一歩、もう一歩…というのがしばらく続くのも、また楽しいんじゃない?」と本人も話したように、快挙達成はひとまずあとのお楽しみで、いざ世界の舞台に挑む。

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