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The Championship by LEXUS 2008

丸山茂樹と近藤智弘がトークショー&チャリティオークションを開催

大利根カントリークラブでマルちゃんワールド全開だ。スタートの1番ティ。一度はスプーンを握ったが、同組の宮本勝昌と宮里聖志を見てドライバーに持ち替えた。

「俺だけ、刻むわけにいかないでしょ」。

不振を抱えながらのチャレンジに、満員のギャラリースタンドが、大きな拍手に包まれた。

「・・・いえいえ、拍手されるようなことじゃないですよ」とおどけてたちまち大爆笑。
ティショットは、みごとフェアウェイを捉えてガッツポーズが飛び出した。
続けて打った宮里もフェアウェイキープにつられてガッツポーズが飛び出した。
丸山に引っ張られるかっこうで、ノリノリでスタートしていった。

ラウンド中に繰り広げられるトークは常に時事ネタに富み、「つい最近まで9年もアメリカにいたブランクなんか、まったく感じさせない。あの人は、真のエンターテナーです」と舌を巻いたのは今年の選手会長の宮本だ。

今年39歳のベテランながら、いつも自分から後輩に歩み寄り握手を求める。
どんな若手にも分け隔てなく声をかけて歩く。
行くところ行くところ、笑いが絶えない。
まさにいま、ツアーいちのムードメーカーだ。

この日ホールアウト後に行われたトークショーとチャリティオークションでも、得意の話術が炸裂した。

トヨタ所属のホストプロとして場をぐいぐいと引っ張った。
しかし自分だけが目立つのではない。
すかさず入れる合いの手に、初め緊張気味だったかたわらの近藤もだんだん乗ってきた。後輩プロの良さを存分に引き出した。

丸山と近藤、そして予選でコースを去った石川遼3人のホストプロの愛用品のチャリティオークションで集まった38万5000円は、地元・茨城県坂東市に寄付される。

オークションのあとはヘッドスピードの測定会。最終日には、今回出た各選手の数値を越えたギャラリーに、サイン入りキャップをプレゼントするイベントが開かれることになっている。
前日に会場を去る前に測った石川は51m/秒。
「記録を抜きやすいように」と力を抜いた近藤と丸山はそれぞれ42.6m/秒と、49.1m/秒だった。
さらに女性とお子様にはそれぞれの数値の半分を超えればクリアというルール。
みなさん、ぜひ3選手にチャレンジを!

そして、やっぱり最後は本業で大会を盛り上げたい。
この日3日目は好調のアイアンショットにも精彩を欠いて、「すべてが空回りして、全体的に波に乗れなかった」と反省したが、「明日もひたすら我慢で。精一杯、頑張る」と、力を込めた。

  • トークショーの最後にヘッドスピードの測定!

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