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ANAオープン 2010

タイ出身のキラデク・アフィバーンラトが単独首位に(2日目)

本当は、もっと伸ばしても良かった。後半3番からの3連続を含む6つのバーディのほかにも、チャンスはたくさんあった。
指折り数えて悔しがる。
「10番と12番に、15番もだし、16番、あと17番に・・・。全部2メートルくらいのを外したんです!」。

硬く締まったグリーンに加え、強風と、さらにこの日2日目は難しいピン位置に、最終9番パー5では1メートルの、絶好のイーグルチャンスも外してしまった。

前半の18番では3パットのボギーも打って「残念でした」と欲張ったが、それでも通算7アンダーは、単独首位で決勝ラウンドを迎える。

ここ北海道は、寒冷地特有の洋芝には慣れている。
ジュニア時代に同じ芝質のアメリカで、試合をたくさん経験したからだ。

2004年には世界レベルのジュニア大会で連覇を経験。
「僕には合っていると思います」とのコメントにも説得力がある。

現在は、アジアと日本ツアーを股にかけ、先週のオープンウィークはシンガポールでプレーしていた。「今週で5連戦。このあと、さらに6連戦。疲れちゃうなあ・・・」と溜息交じりに苦笑した今年シード元年の21歳は、身長172センチに対して、体重104キロのぽっちゃり体形も愛嬌たっぷり。

「残り2日も今日のようなゴルフが出来ればチャンスだと思う」と気力を振り絞り、日本ツアー初Vをさっそく視野に入れた。

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