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小田孔明が今季2勝目……!?
開幕戦の東建ホームメイトカップでツアー通算2勝目。先のミズノオープンよみうりクラシックは、終了時の賞金ランキングで堂々の2位につけ、全英オープンの出場権を獲得したばかり。
いま、ノリにノっている男が約2週後に迫った初のメジャー参戦目前の勝ち星に、このたびの優勝賞金100万円は「みんなへのお土産代にします!」と、思いがけない餞別にホクホク顔で、優勝スピーチを披露して……。
……と、以上はジャパンゴルフツアーがオープンウィークの7月1日(水)、兵庫県のJOYXゴルフ倶楽部上月コースで行われた「JOYX OPEN(ジョイックス・オープン)2009」の、表彰式でのひとコマだ。
多くのトッププレーヤーを抱えるマネージメント会社「JOYX(本社・兵庫県西宮市)」は、「すべてのゴルファーに捧げる」をスローガンに、ツアーで活躍するトッププロに加えてトップアマ、また性別、年齢も問わず、また障害を抱える人も、全員が同じ土俵で戦う画期的なトーナメントを企画、開催。
その第1回大会は、日本障害者ゴルフのトッププレーヤーで、片足のゴルファー古田謙さん(大分県)や小林英喜さん(兵庫県)らも参加して、プロ顔負けのナイスショットで大健闘した。
プロと同じティからなんと4オーバーと、末恐ろしい(?)ゴルフで同組の伊澤の度肝を抜いたのは、中学1年生の女子アマ、佐々木笙子ちゃん(兵庫県)だった。
トータル順位は出場123人中62位タイ。アマの部なら9位につけた笙子ちゃんは、「今日はとっても楽しかった」とハ二かんだ。
すべての垣根を取り払い、出場者全員がまさにゴルフの醍醐味に酔いしれた同大会は、「ブルークローバー・キャンペーン」を啓発するという目的もあった。
「ブルークローバー・キャンペーン」とは、いまもっとも男性がかかりやすいガンの第2位と言われる「前立腺ガン」の早期発見・治療の大切さを伝えていく活動のことで、前日6月30日のプロアマ戦を含め、大会期間中は出場選手や関係者が同キャンペーンの象徴でもある“ブルークローバー”のバッチをウェアにつけてプレーしたという。
そんな社会問題も念頭に置きながらの熱き戦い。
オフの間も社会貢献に忙しいジャパンゴルフツアープレーヤーたち。
チャンピオンに輝いた小田は、今月10日(金)にも渡英予定だ。
今回の勝利を励みに初めてのリンクスコースでも「優勝を狙うくらいのつもりでプレーします!」と、張り切っている……!!
「第1回JOYX OPEN(ジョイックス・オープン)2009」のもっと詳しい結果はこちらから!