記事

ゴルフ日本シリーズJTカップ 2010

開幕戦男が「最初と最後を締める」

荒れ狂う強風下で、どうにか67とスコアをまとめた小田孔明も「今日の風は半端じゃなかった」と、それでも12月とは思えない陽気の中で、汗まみれの顔をぬぐった。

「いやあ、ほんとに大変だった。5番では、急に風が変わってびっくりしたし、6番は210ヤードしか飛んでない」。

トップスタートの石川は、前半の9ホールはほぼ無風の中でラウンド出来たのだろう、と想像するにつけても、「8アンダーは凄い」。
小田の組も、最下位からスタートした選手の勢いに「抜かれるのではないか」と、背後に驚異を感じながらのラウンドだったという。

「そんな中で、僕の3アンダーも凄いでしょう?」と、胸を張った。
「ものすごい風の中で、上がそんなに伸びてないので、チャンスが出てきた」と、ニヤリと笑った。

開幕戦の東建ホームメイトカップで連覇を飾った男は今年もまた、このツアー最終戦で、「最初と最後を締める。チャンスがある以上、もちろん狙ってますよ」と、首位と3打差に、意気込む。

「昨日68、今日67・・・と、来たので明日66、明後日65と行きたい」。尻上がりに今年最後の頂点を狙う。

関連記事