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とおとうみ浜松オープンのプレイベント/横田真一の公開レッスン会開催

2回大会にむけて、さっそく始動だ。今年5月17日に、静岡県のグランディ浜名湖ゴルフクラブで開幕する「とおとうみ浜松オープン」はちょうど100日前にあたる2月4日に、大会のPRイベントとして「横田真一の公開レッスン会」を開催。

ぜひトッププロに直接指導を受けたいと、会場の四ツ池ゴルフガーデン(浜松市中区)に集まった20人の地元ファンのこの日の興味は、やはりなんといっても「4スタンス理論」。

これは、オリンピック選手の強化スタッフもつとめた廣戸聡一(ひろとそういち)トレーナーが唱える「人の身体の動かし方には4通りがある」という考え方で、横田もシード陥落をした2006年に出会って「衝撃を受けた」。以来、練習やトレーニングにも取り入れるようになった。

自身でも研究に研究を重ね、今では親しいプロ相手にこの理論を取り入れたレッスンを施してあげるほどに。だからこの日のレッスン会も、もちろん「4スタンス理論」を中心に進められ、あちこちから参加者の関心しきった歓声があがるなど、大いに盛り上がった。

「とおとうみ浜松オープン」は昨年5月に産声をあげたばかりのトーナメントである。その成り立ちは画期的で、特定のスポンサー企業はつかず、運営はすべて地元有志のみなさんの完全手作り。
新しい形のトーナメントとして発足したばかりだ。
これに賛同したプロたちも協力。主に開催までの100日間に、地元各地で行われる大会前のプレイベントに参加して、PR活動に一役かっている。

大会2回目を控えた今年もまずは横田をかわきりに、開幕までに盛りだくさんの楽しい企画が浜松で繰り広げられる。

昨年大会は、石川遼とのデッドヒートの末に、プロ14年目の小林正則が悲願のツアー初優勝で、表舞台に戻ってきた。超・人気者を破って優勝してしまったというチャンピオンのひそかな後ろめたさを、地元ギャラリーの暖かい拍手が包んだ。

今年もまた浜松で、どんなドラマが繰り広げられるか。

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