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幸せ絶頂の“ビリケンさん”がハレの日に「賞金王を目指す」

ゴルフ界のビリケンさんが、永遠の愛とともに、今季の大躍進を誓った。藤本佳則が東北高ゴルフ部の1年先輩、安福祐未さんと9年間の交際を実らせて、人生最良の日を迎えた。18日のこの日は、朝一番に婚姻届を提出したあと、大阪市内のホテルで挙式・披露宴を行った。

花嫁の美しいドレス姿には、「いつも以上にキレイですね」と目尻もいっそう下がる。昨年末からすでに2人の地元奈良市内で新婚生活をスタートさせており、「こないだ、トレーニングに行く前に作ってくれたローストビーフが凄くおいしかったり、そういう当たり前のことが嬉しい」と、早くも内助の功にデレデレしつつ、「旦那の結果が良くても悪くても、何かと言われる。僕以上に大変だと思うが、辛抱してもらって2人で乗り越えていく」との決意も固い。

新婚旅行の予定はない。「僕のわがままです」。開幕にむけて、調整に専念するためだ。「一生、言われる可能性はありますが」と妻の小言も覚悟の上で、今月中は地元でトレーニング中心に、来月には豪州でキャンプを張る予定だ。
祐未さんも「彼が気持ちよくゴルフができるように、なんでも言うことをきいてあげたい」と、愛情いっぱい。

幸せの神様は、この日ばかりは自らが幸せもいっぱいに、この大安吉日に改めて胸に刻んだことがある。
「今年の目標は賞金王。やるからには一番上を狙っていく」と谷口徹や小田孔明や谷原秀人、また大学OBには元メジャーリーガーの佐々木主浩氏や元阪神の広沢克実氏ら、150人余の蒼々たる出席者の前で堂々と誓った。

中でも今季、2期目の選手会長をつとめる池田勇太は、学生時代から可愛がってきた後輩の晴れ姿に目を細めて「弟というよりは、子どもの結婚式を見守るオヤジのような気持ちです」と、スピーチでマイクを握り、「ヨシ(藤本の愛称)はゴルフ界の発展のために、必要な選手。これからは家族を支えに、ますます頑張って欲しい」と、力強いエールと祝福をいっぱいに浴びて、ゴルフ界の“ビリケンさん”はいっそう決意を新たにしていた。

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