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フジサンケイクラシック 2010

タイ出身のキラデク・アフィバーンラトが優勝争い

今年、シード1年目の21歳が、優勝争いに加わった。まだ初々しい“新人”ながら、難解なここ富士桜のグリーンも、昨年に引き続き2年連続の出場に、「去年ですでに、コツは掴めているんですよ」と、ニヤリと笑った。

聞けばその秘訣とやらも、単純明快。「どんなにチャンスでも、無理して1打で入れようと思わないこと。確実に寄せて、2パットで良いと思って打つこと」だそうで、「その中で、たまたま1発で決まればラッキーと思うこと」。

まさにこの日は3番のパー5がその場面。
12メートルは、上りのスライスラインが「入ってしまった!」と、長いバーディパットに勢い付いて、通算4アンダーまでスコアを伸ばした。

首位と3打差の4位タイに、「頑張って、勝ちたいです」と、体重104キロの体には、闘志も満タン。

アジアと日本ツアーを行ったり来たりのスケジュールに「近ごろ少し、お疲れ気味ですけど、若さで頑張ります」と、茶目っ気たっぷりに笑った。

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