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小田孔明は3アンダーに「上出来です!」(全英オープン初日)

松山と並んで3アンダーで初日を終えた孔明はニコニコと「上出来ですね」。スタートで、まんまとはまった罠にも、そこから上手に抜け出せたから、なおさらだ。ホイレークは難易度の高い1番、2番は開幕前から「ここをパーでしのぐ」と、自身も話しておきながら、連続ボギーの滑り出し。

しかし、今週も孔明には頼りになる人がそばにいる。普段は藤本佳則のエースキャディをつとめる前村直昭さん。「楽しみながらやろう」とニコニコと言われて、すぐに気持ちをたてなおした。

息の合ったコンビは、大ピンチでこそ救われた。5番パー5。
「トゲのある木の中に入ってしまった」と、あわやロストボールの危機を、これまた前村さんがすんでのところで球を見つけ出してくれたばかりか、アンプレヤブルを宣言した際に「届くところだから、もっと後ろの良いところにドロップしよう」。

残り250ヤードのフェアウェイに出して、そこからクリークを選択。3メートルにつけてバーディを奪い「あれで流れが変わった」と、勢い付いた。「キャディとの相性が抜群だから」と感謝した。

「アイアンの調子は良いので、流れさえ引き寄せれば良いプレーが出来ると思っていた」。相棒の力も最大限に借りて、上々の10位発進。「明日もダボだけは打たないように。チャンスをモノにしていきたい」。目下、日本の賞金ランク1位は頼れるキャディと足並み揃えて、リンクスをゆく。

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