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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2013
2009年に大会連覇! 絶好の相性を誇る小田孔明が今年も来た【インタビュー動画】
「ここは普通にやっていれば、アンダーパーで回れるから」。
有言実行の2日目は、1番でピンそば40センチのバーディから、早々に勢い付いた。
広々としたフェアウェイは、小田のように飛ばし屋有利と言われるが、海風に硬く締まったグリーンは、漫然と攻めるだけではとうてい攻略出来ない。
「グリーンが難しいから、アイアンショットがいい人間だけが、上に来られる」。可能な限りピンそばにつけて、確実にチャンスを奪う。
強い風も、切れ味鋭いパンチショットがうなりを上げる。
10番のパー5では265ヤードからスプーンで3メートルにつけてイーグルを奪った。
「このコースは好きなので。来る前から勝ちたいと思って来た。その気持ちだけで回っている」と、得意コースに熱い気持ちをぶつけて公言どおりに首位タイ浮上。
通算6アンダーで並ぶのは、目下最強の21歳。賞金ランク1位をひた走る松山英樹を、現在同4位から小田が抜くには「難しい」と、そこはちょっぴり諦めモードだ。松山との賞金差は約6600万円。
「だって、英樹も試合に出るんですから。そして出たら必ず稼いでくるんですから。当然、追いつくのは難しいでしょ」。
しかし、そこにわずかでも可能性があるのなら「目指していくしかない」。奇跡の逆転賞金王を狙う課程で、手に入れたいのはNO.2の座。
賞金ランク2位につければ、海外メジャーへのチャンスも広がる。
「ヒョンソンと、シンゴさんを抜いて2位狙い。そのためにも、勝つしかない。勝てばいい、今週はそれだけ」と、鼻息荒い。