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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2011

韓国のJ・B・パクは、公式戦男の名を欲しいままに・・・!? 

これじゃ誰だか分からない。1番のティーインググラウンドに、まるでギャングのような出で立ちでやってきたのが、韓国のJ・B・パク。ダウンジャケットに、両手のミトン、鼻の上まで引っ張り上げたネックウォーマーと、完全防備で「僕は寒がりじゃない」と言い張っても、説得力もない。

先月まで比較的、温暖な気候が続いていた日本列島も、先週から急に冷え込みがきつくなり、準備不足だった。

厚手のセーターを持ってきておらず、ダウンをめくって「今日はこの中に2枚だけ」。この日は前日初日よりもきつい冷え込みに、プレー中はスタートから、ショットのたびにダウンを着たり脱いだりと忙しく、1番で1メートルのパーパットを外して、暗雲垂れ込めたが2番のパー3は、6番アイアンで3メートルにつけたバーディパットをすぐに入れ返した。

最終18番パー3のボギーは「昨日も最初と最後にボギーで。今日は絶対にパーセーブと、意識しすぎたかもしれません。明日は余計なことは考えずに普通にプレーしたいと思う」と明日に向けて、ひとつ課題も見つかった65は、ベストスコアをマークして、一気に順位を上げてきた。

1打差3位で迎える第3ラウンド。ツアー初優勝を挙げた6月の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」から、2勝目のチャンスはまたしても、複数年シードが与えられる日本と名のつくタイトル。

初Vのあとは、10月のマイナビABCチャンピオンシップの5位タイだけで、あとは思うような成績が残せていないだけに、「別に大きい大会だけを、狙っているというわけじゃないんですよ!」と慌てて言い訳したが、“公式戦男”と、周囲からからかわれるのも時間の問題・・・・・・?!
「今年は良い時が2回だけだったね、と言われそうですね」と、苦笑した。

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