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三井住友VISA太平洋マスターズ 2013

今週も好発進の小田孔明【インタビュー動画】

この日は、活きのいい2人の若手を引き連れて、気合いが入った35歳。同じ組で回った藤本佳則と、松山英樹に挟まれて、「負けたらいかん!」。さっそく、イーグルで魅せた。インスタートの11番は260ヤードから、先週まで鬼門の5番ウッドを握った。
「先週まではぶれていた」という5番ウッド。「ちょっと、使いたくなくなるくらいに曲げていた」というが今週は、シャフトの重量を重くして、それも解消。
むしろ、今週の高速グリーンには「5番ウッドのほうが、止まってくれる」と、自信を持って握れる。見事な2打目は2㍍につけた。
「これで、流れに乗れた」と、勢い付いた。
松山は「腰が痛いのかな。今日はちょっとショットがスっぽ抜けてた」。藤本は、「指が痛いって。クラブが振れていない」。自分も今週は、月曜日から風邪の症状が出ているが、鼻をずるずると言わせながらも踏ん張った。
手負いの2人を凌駕する首位タイ発進はさすがでも、「僕は3日目までですから」と自嘲の笑み。

9月のフジサンケイクラシックから5試合連続で、初日に好発進をして、そのあともほとんど毎週のように、優勝争いを繰り広げている。
先週も、最終日を2位タイから出ながら6位タイに終わったが「先週だけじゃない。毎週、悔しい思いをしている」。特に、悲願の日本オープンで敗れてからは、「どれも自滅しているから、どうしようもない」と、反省しきりだ。

「やっぱり、最終日にアンダーパーを出さないとですね。勝てないというのがよく分かった」と、今週こそ二の舞は演じたくない。


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