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RIZAP KBCオーガスタ 2015

孔明も、結果にコミット!?

ちょっぴり長めの夏休みも、もうおしまい。ジャパンゴルフツアーはこれから、折り返しの後半戦。その最初の大会が「RIZAP KBCオーガスタ」だ。今年の大会のスローガンは心を乱さず一振りに集中するという気持ちをこめて「一振不乱」でも、冠スポンサーに「RIZAP(ライザップ)」をお迎えしたこともあり、選手たちの間でしきりに言われるのが「結果にコミットします」。

地元が誇る雄も、例外ではない。ライザップのCMキャラクターをつとめる赤井英和さんが仁王立ちで笑う“のぼり”の下で、例のセリフで同じ立ち姿をしてみせたのは、孔明。

みんなが夏休みの間に、メジャーに挑戦。ぎりぎりで出場権を得た全米プロは、開幕前から右肩から肋骨にかけて、原因不明の痛みをこらえて「ただやってきただけ」というラウンドも、帰国後に「帯状疱疹」との診断を受けるハンディを抱えながらも執念で4日間を戦い抜いた。

「予選を通れたのは良かった」とあの舞台で決勝ラウンドに通っておいて、地元福岡で行われる今大会を、2日で去るわけには絶対にいかなくなった。

会場の芥屋ゴルフ倶楽部は嫌いじゃない。むしろ「好き」。なのにどうしてなのか。「昨年まで2年連続の予選落ち」。昨年は、やはり福岡出身の藤田寛之が、デビューから22年の時をかけ、悲願の地元Vを達成して男泣きした。

地元勢にはむしろ、海外メジャーよりも重い。孔明にとってもそのプレッシャーは、ハンパではなく「空回りですかね」と、苦笑い。
今季は、これまで出場10試合で予選落ちなしという安定感が光るだけに、「なおさら地元のここで落ちたくはない」と、切実だ。

「今年は初日から行きますよ」と、威勢良く「1日6アンダーを目標に、ぶっ飛ばして行こうと思う」。戴冠から早8ヶ月が過ぎて、本人にはもはや遠い記憶も、昨季の賞金王として地元に“凱旋”してきたプライドがある。
「そろそろキョンテを抜かんといかん」。目下、賞金レースのトップを走る韓国の金庚泰 (キムキョンテ)を標的に、九州男児が今年こそ悲願成就を目指す。

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