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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2014

いよいよ今季最終戦の幕があく! 孔明が単独首位に

この日初日は選ばれし30人の中でも、ただ一人ボギーなしのラウンドも、スタートこそ、「こんなシリーズは、初めてかなという雰囲気」。

8年連続8度目と、すでに慣れ親しんだはずのこの頂上決戦も、賞金レースを引っ張る存在として臨めば地に足がつかないような、「フワフワした感じがあった」という。

まして、初日は慣例により、賞金ランキング順の組み合せ。「他の2人はさすがだと思った」。同3位の近藤はもちろん、2位の藤田は1番からいきなり連続バーディに、「今日の藤田さんは、初日から61が来ると覚悟した」。一昨年には大会史上初の3連覇をなしとげた大会の雄だ。せめて置いていかれないように。
「シリーズに関しては、我慢しないと。ひとつのボギーですぐに離される。あの2人についていく」と、7番では「6歩」のパーパットを拾うなど、孔明が耐えた。
6番で、やっと本来の自分を取り戻した。
歩測にして23歩ものイーグルトライ。先にど真ん中からねじ込み、あとから藤田にも8メートルものイーグルを決められて「やっぱりさすが」と脱帽しきりも「あの人にパットでは勝てないから。ショットで勝つしかないと、必死でやった」と、得意のアイアンショットに火がついた。
後半は立て続けにベタピンのバーディも、特に13番は、残り158ヤードから8番アイアンで打った2打目は、ピンそば40センチだ。
藤田も、近藤もはるかに見下ろす単独首位で、まずは初日の直接対決をクリアした。

この日は1番ティに立つなり、「もう、早く終わってくれんかな・・・」。先週は“自称”ストレス性の腸炎を発症するなど毎日、キリキリする思い。
「それも、今日であと54ホールになったので。カウントダウンしながら回りたい」。悲願の賞金王獲りへ。「あと3日も我慢のゴルフ」。同4位の岩田寛も含めて、逆転の可能性を残している3人とも「このままで終わる選手じゃないので」。自分から絶対に隙は見せないように。
「明日も3人には1打でも、2打でも少なく上がって、諦めてもらう」。孔明には1日たりとも気の抜けない3日間となる。

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