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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2016
初日単独トップの石渡和輝は”緊張感”との戦いか
この日17番ホールでホールインワンを達成した石渡。ティーグラウンドからはピンの根本が見えなく、ギャラリーの歓声で入ったことに気付いたという。「5番アイアンで打ちました。そのままだと少し大きいので、カット目に入れて距離を抑えました。ピンに向かってスジっていましたので、ツキがあるなと思いました」と笑顔を見せた。
「ホールインワンがあったおかげで次の18番はティーショットから緊張しちゃいました」と話すようにボギーを叩いてしまった石渡。「変な緊張感があったので、ハーフターンの20分程のインターバルで気を落ち着かせることができました」と後半のバーディーラッシュに繋げた。
「今日は全体的に良かったけど、アプローチ、パターが特に良かったですね」と振り返った石渡。ピンチらしいピンチも特になくスコアを伸ばせたという。
昨年、名門中央学院大学を卒業し、鳴物入りでプロの世界に飛び込んできた石渡。昨年はQT上位の資格でレギュラーツアーそしてチャレンジトーナメントの両舞台で戦い、プロとしてやっていくことの厳しさを痛感した。
「昨年はチャレンジでも予選落ちが目立っていました。今年は出場機会が少ない分、1戦1戦に集中することができ、予選落ちの無い状況です」と話す。そして「昨年は美野里コースでしたけど、9位で終われましたし。今年も良いスタートが出来ましたから」と太平洋クラブのコースとの相性が良いと話す。
トップで最終日を迎えることについて「緊張しちゃっていろいろ考えちゃいます」と早くも “緊張感”との勝負のゴングは鳴らされている。