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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2016
最終組でプレーした3選手の想いはいかに・・・
初日を終え単独首位からスタートした石渡は「パターを決めきれませんでした。ショットも昨日の方が良かったですし」と優勝へのプレッシャーからか、いつも通りのプレーができなかった。
「周りから置いて行かれてる感じもありました」と焦る気持ちが更にプレッシャーへと変わっていったのかもしれない。「最後のダボがもったいなかったですね」と後悔した。
それでも初めてのチャレンジトーナメント最終日最終組を経験した事に収穫はあった。「本当に今日1日は自分のためにも貴重な体験ができました。来週の最終戦には出場できないけど、この後の3rd QTにこの経験を活かしたい」と明るく話した。
最終18番ホールでイーグルを奪えば首位に並ぶ可能性を残していた森田 徹。
「ドライバーがなかなか真っ直ぐ行ってくれなくて、バーディーチャンスに着けたかったけど」と話すように、最終ホールのティーショットは左に曲げてしまい、カート道を大きく超えた。
「残り138ヤード。5番アイアンで低く打ちました。もちろん可能性がある限り狙っていくのがプロですから」と、最後まで諦めることなく果敢に攻めて行った森田。
低く打ち出されたショットは、無情にもグリーンに乗ることはなく、優勝は叶わなかった。
来週は所属コースで開催されるレギュラーツアーの『ブリヂストンオープン』。
「しょうがないよね、僕と信(井上)の二人はチャレンジ最終戦に行きます。来年の出場権を得るためです」とチャレンジトーナメントに全てをかける。
最終組でプレーした北村晃一は「全く緊張感なかった訳ではない」と話す。
初日からショットの調子は良くなかった。それでもアプローチ、パターで初日を好位置につけた。「そのアプローチ、パターでボギーを打つ場面が多かった」と最終日のプレーを振り返った。
「いいところに着いてもバーディーが獲れなかった」というように何をしてもうまくいかない1日に苛立ちも覚えた。
それでもいつまでも引きずっていても仕方はない。「今週の結果で賞金ランキングがどうなるかわからないけど、来週の最終戦ではベスト10には入らないと。欲を言えば優勝したい」と早くも来週を見据えている。
最終日最終組でのプレーを活かして「雑にならずに慎重にプレーしたい」と話した。