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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2018

次は、2勝目の波を起こせ・・・・・・! 出水田と稲森のライバル関係

初日は強い風が吹いた。難条件の66には師匠に感謝だ。今季、不振にあえぐ孔明。オフ合宿でも世話になる。
「ご自分も調子が悪いのに、僕にも教えてくれる。本当に優しくて、心の広い先輩」。

今週は、試合が始まる前に、ショットを見てもらった。
「僕が、ミスする時って、体が浮いちゃう。それを、修正するのにアドレスで目線を下げて、肩のラインを低くする意識を持つように、と。低い球が打ちたい時も、厚い当たりが出るようになった」。
風にも負けない球が打てるようになった。
好発進につながった。

先週、日本オープンを制した稲森にはちょっぴり悪いことをした。最終日を、第2組の7時23分から出た出水田が上がったのは、稲森が初優勝を飾る4時間半以上も前だった。
「さすがに、待てなかった・・・」。
祝福の輪に加わることは、出来なかったが一足先に、次の宿に入って、歓喜のVシーンはホテルのテレビでしっかりと見届けた。

出水田が8月の「RIZAP KBCオーガスタ」で初Vを飾った際に、軽い調子で「お先にっ」と、言った。
あのセリフが、稲森の闘争心を刺激したという。

「あれは・・・冗談というか、刺激を与えるというか」と出水田はしどろもどろで釈明したが、稲森の原動力になったのは間違いない。
「僕が、先に優勝できたことは良かったので、そこはお先にって感じでしたけど、すぐに追いつかれました」。
同じ鹿児島県の幼なじみは今や、日本オープンチャンピオンである。
「ユウキは、中学校の頃から同じ試合に出ていて優勝争いをしたこともある。良いライバルですが、実力はまだまだユウキの方が上」と、競争はまだまだこれから。

「ユウキは、すごく落ち着いていて、隙がないゴルフをしたと思う。落ち着いて、プレーすることが大事なんだ、と。見ていて勉強になった」とすぐにまた、今度は自分への刺激にする。。
「2勝目を目指して頑張りたい。これからも、同世代の選手に刺激を与えられる存在でいたい。みんなからも、刺激をもらってお互い高め合えたら」。
間を置かずに2勝目への連鎖を始めたい。

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