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〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2018
川村昌弘は初の全英切符も「今は慰めには・・・」
17番のパー3。「グリーンの端から端まで打つような」。長い長い、バーディトライは20メートル以上はあった。
決めればそのとき首位の小林と1打差。
「絶対に入ると思って打った」と、気迫がこもった。
9番では、バンカーからのチップインバーディを契機に怪物コースで、同組の小林とV争いを始めた。
12年の小林に続いて、翌年の「アジアパシフィック パナソニックオープン」でツアー初優勝を飾って、アジアンツアーを転戦しだした頃から世話になっている。「今日も小林さんがいたから同じ組で伸ばし合えた。お互いシブいパーを入れていた。パターの入れ合い」。
若い勝負師の胸も躍る好ゲームは「本当に勝てると思ってやっていたので・・・。悔しいしかない」。
敗因を上げれば「キリがない」。
一番は705ヤードの16番パー5だ。左ラフから打った3打目でしっかりグリーンは捕らえても、マウンドの上に立ったピンと同じ面には届かなかった。
難しいバーディトライだった。
それでも「あれを2パットに出来なかったのが、敗因」と、3パットのボギーに歯ぎしりだ。
同組の小林と揃って、怪物コースで僅差に倒れた。
大会は、上位4人の資格で2015年に日本予選を突破して、初舞台を踏んだ全米オープンに続いて2枚目のメジャー切符を手に入れても「悔しいのほうが勝つ。今はなんの慰めにもならない」。
こちらも最後まで、V争いを繰り広げたニュージーランドのマイケル・ヘンドリーも3人タイの2位に入って、2年連続2度目の全英切符を手に入れたが、こちらもまた「行けることにはなったが・・・。最後は決めておきたかった」。
勝負は1打差の敗績に、18番で約8メートルほどの長いパーパットを残してボギーを打ったことを、悔やみ続けた。
今年は勝者以外の3人ともに、悔しいクォリファイングシリーズとなった。
また、今季海外初戦のSMBCシンガポールオープンからスタートした全英オープンの日本予選は翌週のツアープレーヤーNO.1決定戦「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」までの賞金ランキングで競います。
谷口徹とインドのラヒル・ガンジーが、資格のある上位2人につけて、いよいよクライマックスを迎えます。