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中日クラウンズ 2018

日本ツアーはしばしのお別れ

行ってきます!!
2週前の「RBCヘリテージ」で米1勝を飾った小平智が、凱旋の和合を通算イーブンパーで終えた。20位タイから上昇を期した最終日は、1番、2番でバーディを先行させた。

しかし次の3番で左のバンカーから出ず、ダブルボギーとして和合の難しさを実感した。
「攻めていったがコースの罠にはまった感じ。メリハリが大事」と改めて、痛感しながら「それが僕の持ち味」と、17番のパー3では、またダブルボギーを打つなどV争いからは脱落したが、駆けつけたファンの前で最後まで、強気のゴルフを貫いた。

米ツアーからの連勝はならなかったが毎日、大勢のギャラリーを引き連れて歩いた。
「たくさんの方に、見に来ていただいて嬉しかった」と、再出発への良い餞別になった。
今週は、名古屋コーチンの祝宴をもうけてくれた谷口徹には最終日に同じ組で回って刺激ももらった。
「ショットも良かったですし、アプローチもパットも見習うところがあった。50歳でもまだ、お前たちには負けないとやっている。本当に凄い人です」。
18番グリーンで交わした握手と言葉に、いつも厳しい先輩の思いをくみ取り感慨深い。
「最後に一言“アメリカで頑張って来い”と。その言葉は嬉しかった。一言ですけどいろいろな気持ちが詰まっていた」。

翌週は、青木功主催のイベント「ザ・レジェンド・チャリティプロアマ」に参加したあと、米「ザ・プレーヤーズ選手権」で、いよいよ本格参戦を始める。
次の日本ツアーはまだ未定だが「スケジュールが合えばまた帰ってきたい」と、約束した。
「日本ツアーはレベルが高いので、みんなにもチャンスがある。僕をお手本に、何かを感じ取ってもらえれば。今週を良い経験に、自分もアメリカでガンガン行きたい」。
1勝と言わず、2勝、3勝と朗報を届け続ける。

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