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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2014
小田孔明が「精一杯、熱いプレーをお見せしたい」
「でもね、僕らはゴルフしか、出来ないから」と自嘲の笑みで、それでも精一杯の心をこめて孔明は言った。
「福島でゴルフをすることで、少しでも盛り上がるのであれば。僕らプロたちは精一杯、熱いプレーをお見せしたい」。
今年からクラブ契約こそ変わったが、今も大会主催のダンロップのボールを使い、今までお世話になった分もまとめて、今年発足したばかりの新規トーナメントで恩返しだ。
先の全英オープンでは、最終日に怒濤の8バーディを奪った勢いのまま「出るからには本気で優勝を目指してやりたい」。4度目の挑戦にして、初めてリンクスコースで4日間を戦って、見えてきたこともある。
初日から首位を走り、ぶっちぎりの完全優勝を飾ったロリー・マキロイもそうだが「あいつらは優勝しか見ていないんだな、と。だからああいうゴルフになるんだな、と。僕らには出来ない」。貴重なメジャーの経験で、おおかたの日本勢はやはりまずは予選通過というゴルフになるから。
孔明も例外ではなく、今回は初めてどうにか決勝ラウンドに進み、「4日間やると、こんなにも勉強が出来るんだな、と。やっぱり、4日間やることが大事」と、身にしみただけに、次のメジャーでもまた、絶対に手土産を持ち帰ると決めている。
全米プロの前に、ここ福島で腕試しだ。「今週は全米プロを意識して、メリハリのあるゴルフがしたい」とやる気も満タン。
月曜日には、選手会長とともに、地元の子どもたちと触れあった。28日には本戦の会場のここグランディ那須白河ゴルフクラブで行われた「ゴルフで福島を元気に スナッグゴルフ体験会in西郷村」では、「ずっと前から勇太にも頼まれていたからね」と約束どおり、池田と力を合わせてゴルフの魅力を子どもたちに伝えようと頑張った。
ここ福島でゴルフトーナメントが行われるのは16年ぶりだ。「ゴルフを通じて笑顔や元気を伝えられるように。選手たちも楽しみにしている」とは池田。
孔明も、「ぜひ、プロの技を見にきてください」とアピール。「月曜日には、せっかくジュニアの子たちと仲良くなれたので。あの子たちが週末にまた、見に来てくれたら最高ですね」。
みんな、勇太プロや、孔明プロの勇姿を見にきて・・・!!