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日本オープンゴルフ選手権競技 2015

孔明は今年こそ・・・・・・!

孔明は“原点”で悲願のタイトルを狙う。第80回大会の会場は、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部。大会主催の公益財団法人 日本ゴルフ協会(JGA)が威信をかけて、施すコースセッティングは日本一決定戦にふさわしく毎年、一筋縄ではいかないが、それでも今年は「フェアウェイにさえ打てれば、ピンを狙っていける」と、孔明はひそかに睨んでいる。

「曲げなければ、今年はそれほど難しくないんじゃないか・・・」とは確かに、今夏は長雨の影響で、ラフの成長が思うようにいかなかったばかりか、開催も間近に迫った時期にグリーンが病気にかかって、その修復にも時間がかかったという。

それらに加えて、イノシシがグリーンに上がったり、コースを荒らす被害に遭うなど、二重苦三重苦が続いた。そのためホールによって、硬さやスピードにもばらつきもあり「1日で6アンダーとか7アンダーを出してくる選手は出てくると思う」とは、管真知コースセッティングシニアディレクターだ。

「アダムなんかは、まっすぐバーンと打って、サンドでちょんと乗せて、1日7アンダーとか8アンダーとか出してくるんじゃないか・・・」と、今年も最有力候補の招待選手の名前を引き合いに出しながらも、「自分もハマればそのくらいは」と孔明も、指をくわえて見ている気はさらさらない。

泣きたくなるほど取りたい日本一の称号は、今年はなんと大会前から「泣いていました」?!
それはさすがに冗談でも、本間ゴルフのホスト試合でよりにもよって、なんと今年自身初の予選落ちを喫して、本当に泣きたい気分の先週末。

スポンサーにも、本当に申し訳ないことをしたと思うが、それでも思いがけず予定が空いたことで、久しぶりにゆっくりと休むことが出来て、「土日の2日は本当に、大きかった」。
風邪気味の体調もすっかり回復して「体のキレが全然違う」と、元気一杯で1週遅れの恩返しに精を出す。
「実は僕のデビューもここなんですよ」としみじみと、2003年のマンシングウェアオープンKSBカップと偶然にも同じコースで悲願達成なら、ひとつプロ16年目の集大成にもなるはずだ。

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