記事

ダンロップ・スリクソン福島オープン 2016

ドリームチームと再会! 最終日はキッズエスコート

ドリームチームが子どもたちと日曜越しに再会を果たした。24日の最終日は、最終組から数えて後ろ5組で、実施されたキッズエスコート。
ちょうど1週間前の17日・日曜日に、本戦コースのお隣の那須コースで行われた「スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ 全国大会」に出場した小学生たちが参加した。

先週は、今年もプロゴルファーによる特別チームを編成して参戦したメンバー6人。そのうちキャプテンとエースの2人が、この日最終日の優勝争いに、残っていた。スタート前に、孔明と薗田が子どもたちと手をつないで1番ティに入場して、改めて絆を深めた。

先週の日曜日には、3年ぶりの出場を果たした薗田。子どもたち相手に「絶対に負けない」と有言実行の「21」。ベストスコアを出して子どもたちから羨望のまなざしを受けたばかりで今週も気分が良い。

一方、今年キャプテンをつとめた孔明は、そのかたわらで屈辱にまみれていた。薗田に5打差を許す「26」は、チームワーストの「※(こめじるし)」。チームスコアにカウントされない不名誉な印を授かり、「今の俺のゴルフを象徴している」と、しょげていた。
子どもたちからも「プロに勝った、勝った」とはやしたてられ、面目は丸つぶれ。

スイングは悪くないのに、な〜んか運に恵まれない今季。「そろそろこのあたりで調子を上げていかないと!」と、腕まくりをし直した今週は、なおさらあの日、敗績をなめたキャプテンの汚名返上に燃えていた。

朝のスタートで、子どもたちとの再会を契機に気持ち新たに「薗田には負けられん!」と相当に鼻息荒く、最終日も熾烈な“スナッグ対決”。終盤まで薗田とスコアの奪い合いも、孔明の上がり3ホールは圧巻だった。

最後の18番は「神風が吹いてくれた」。スプーンを握った245ヤードの2打目は、風を間違え打ち過ぎて、グリーン奥まで飛びすぎた。「5番ウッドと迷った」と、痛恨のミスと悔やんだ1打は、しかし、みる間に傾斜を使ってピンそばに寄ってきた。せっかく絶好のイーグルトライも「あれをショートするかなあ」と、孔明の苦笑いもこのバーディ締めが効いた。薗田に1打リードでどうにかキャプテンの面目躍如だ。

「今年は一度も入れないかもしれないと思っていた」という今季初のトップ10入りも、何より嬉しい孔明。
「まあ、まあ、まあ・・・」と、軽くいなした薗田。「今日のところはこのくらいにしときましょう」。ドリームチームの内紛はしばらく続く?!

関連記事