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パナソニックオープン 2016

3年ぶりの第7回大会も、子どもたちと共に

3年ぶりの最終日の恒例行事もまた国際色豊かに行われた。アジアと日本と、両ツアーの雄がしのぎを削る「パナソニックオープン」は、2013年以来の7回大会でも変わらず、子どもたちの明るい笑顔が花開いた。

1番のスタートティでは、コースに出ていく選手たちを、地元のジュニアたちが手と手をつないで入場する「キッズエスコート」。大勢のお客さんが見守る中を歩いていくのだけでも緊張するのに、出場選手のほぼ半数が外国人プレーヤーという点でも、子どもたちはカチコチだ。

お兄さんたちにいろんな国の言葉で話しかけられおずおずと、勇気を出して「サイン下さい!」。
気安くペンを走らせる選手を羨望のまなざしで見上げて嬉しそう。
日本人の選手たちももちろんみんな優しくて、この日は2位から出た市原弘大(いちはらこうだい)は、オリジナルの“スマイリーバッジ”をプレゼントしてくれたのだが、あいにくキャディバッグに1個しか残ってなくて、悔しそう。
一緒にスタートするカプールと、クロンパと手をつないだお友達にもプレゼントしたかったのに、「本当にごめんね・・・」。
今度はちゃんと用意しておくからね!

最終日は全選手が1番からティオフするワンウェイスタートに、最終組がちょうどコースを出ていくころに、この日は早朝7時のトップスタートで出ていった新選手会長は、もうすっかりプレーを終えて、練習場にいた。

子どもたちに、インタビューを申し込まれた優作は、ゴルフの魅力をひとしきり語った後に、今度は即席レッスンを申し込まれて快く請け負った。中には初めてクラブを握る子もいて優作は、そんな子こそまずは自由に振らせてみた。
「藍ちゃん、見たことある? 藍ちゃんは、どんな風に振っていたかな?」。まずは想像を膨らませ、自分で考えてみる。動かないボールを前に飛ばすには、どうすればいいのか。押しつけではなく、まずは子どもたちの感性に任せるやり方で、優しく子どもたちを導いた。

そのほか、前日の24日土曜日には練習場で、ジュニアレッスン会も開かれた。またテレビ解説をつとめる丸山茂樹の青空講義も開催されるなど3年ぶりの再始動でも相変わらず、子どもたちの明るい歓声が会場のあちこちで聞こえる4日間となった。

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