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リオ五輪ゴルフ3日目

リオ五輪で112年ぶりに競技が復活したゴルフは予選落ちがなく、日本代表2人は13日に、第3ラウンドに臨んだ。

池田勇太はスタートから相変わらずショットはキレキレ。前半は1番からピン近くのバーディで、快調に飛ばした。6番では長いチャンスも決まった。後半から耐える展開も、堪えきれずに18番で3打目をグリーン奥に打ち込むボギー締めには丸山茂樹・ゴルフヘッドコーチも「勇太は防御をきちんとやらなければいけな
い」。本人も「最後の悪い上がり方が悔いが残る」と反省しきりだが、通算1アンダーは26位タイで、いよいよ最終ラウンドの上昇に希望を残した。

日の丸を背負うのも、残り1日。「上を見るだけ」と、気合いを入れ直した。

片山晋呉は、3日目も苦しいラウンドとなった。
「10番から毎回、我慢出来ない」と、イーブンパーでこらえたアウトコースから一転、2つのボギーを挟んで、11番ではトリプルボギー。3ホールで5打落としたばかりか、14番では3パットのダブルボギーを打って「良いスコアで回ろうと思っても、上手くいかない」。

亡き父・太平さんの遺品に背中を押されて43歳のベテランが臨んだ、世界一を決める大舞台。熱い思いがついていかずに、とうとう最下位まで落ちて「あと
1日。上がるしかない。明日はひとつでも上げられるように」と、自分に言い聞かせた。

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