今年の日本学生を制した日大1年の清水さん。自身4度目のプロツアーは先週の同級生の活躍が、大きな励みだ。
この日、最後の18番はそれにも負けない劇的なプレーで締めた。
250ヤードから、スプーンで乗っけた7メートルは、「70センチほど切れるフックライン」を完璧に読み切った。ど真ん中から沈めてこの日、このホールでただひとりのイーグルを奪って、アマがプロばりのガッツポーズを魅せた。

その前の17番で、大事なウェッジを置き忘れて後からスタッフに届けてもらったのはご愛敬。同級生キャディとのグータッチにも、力がこもった。

先週の日本オープンで、金谷拓実（かなやたくみ）さん（東北福祉大1年）が池田勇太と繰り広げた僅差のＶ争いは、テレビで見た。
「俺も負けないと、今週は意識をしてきた」。
首位と1打差の6位タイには、当初は予選通過とベストアマの目標も上方修正。
「金谷みたいに上位で戦えるように、頑張ります」。18歳が、負けじと健闘を誓った。

• 清水 大成
• 金谷 拓実
• 池田 勇太