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桑田さんと同組! “大会親善大使”の武藤は5度目の参戦(ISPS HANDA ニュージーランドオープン)
今年のアマチュア枠では、元プロ野球の桑田真澄さんが出場を表明。チャレンジトーナメントやレギュラーツアーの出場経験がある桑田さんと、同組で回ることになったのが、武藤である。
今大会は、豪州ツアーの主管トーナメントでありながら、2014年からジャパンゴルフツアーとパートナーシップを結び、その後、次第にジャパンゴルフツアー選手の出場枠が、拡大されてきた経緯があるが、武藤はそれ以前から単身、出場を重ねる中で、ニュージーランドの美しさや大会のホスピタリティの素晴らしさを他選手たちに伝えて回るなど、もはや大会親善大使さながら。
2013年に武藤が初出場に至ったのは、豪州選手のブレンダン・ジョーンズの勧誘があったからだ。
人柄に惚れ込んだブレンダンが、「僕に大会招待枠をもらったんだ。良かったら出ないか」と、熱心な誘い文句に動かされて、大会への挑戦を決めたのである。
その武藤が今年、共にラウンドすることになった桑田氏は、なんといっても師匠の谷口徹と母校PL学園高校で、同期のサクラ!!
「桑田さんといえば、プロ野球の世界で結果を残してきた方ですし、ご一緒するということで今から緊張していますが、昨年以上にピンを狙って上位を意識したい。何より桑田さんと同期の谷口さんにも良い報告が出来るように頑張ります!」と今年はいっそう気合いが入っている。
今年は武藤を含めて、駆けつけた24人のジャパンゴルフツアーメンバー。
7日火曜日のこの日は、練習ラウンドを終えた選手たちが、ウェルカムパーティに参加して、さっそくスポンサーへのおもてなしに奔走した。
昨年3位につけた薗田俊輔は、3回目の出場。
「今年も空回りしなければ、良いスコアが見込めると思う。今年も最終日優勝争いできる位置にいたい」と、意気込む。
初出場の昨年は、悔しい予選落ちをした小林伸太郎。
「アマチュアの皆さんに、プロの真剣な戦いを間近で見てもらい、一人でも男子プロのファンを増やせるように。やるからには上位を目指す」と世界に向けて、ジャパンゴルフツアーの実力をアピールしようと燃えている。
昨年のチャレンジトーナメントの賞金ランキングは4位。今年初出場の小鯛竜也は、活躍が期待される27歳。「ニュージーランドは思っていた以上に寒い」と本戦までに、気象条件に慣れることも必須条件。
また「アルプスのハイジみたい。絶景には驚いた!」とそちらにも目を剥きつつ「日本では経験したことのない芝、コースレイアウト、グリーンの固さ。でも1月のシンガポールとミャンマーで手応えも感じており、力を試せるチャンス。楽しみ」と、9日の開幕を心待ちにしている。
<出場予定のジャパンゴルフツアーメンバー>
宋永漢
B・ケネディ
M・ヘンドリー
武藤俊憲
永野竜太郎
宮里優作
H・W・リュー
B・ジョーンズ
金亨成
黄重坤
小林伸太郎
趙珉珪
薗田峻輔
A・ブランド
K・バーンズ
竹谷佳孝
任成宰
I・J・ジャン
貞方章男
堀川未来夢
高柳直人
小鯛竜也
梅山智宏
小池智徳