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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2019
首里城再建を願う正岡竜二が県勢最上位の12位タイ
普天間の実家から、家族総出の応援を受けたが、最後のチャンスホールでさらなる上昇にも失敗。
18番のパー5で、絶好のバーディチャンスを外した。
「ここのグリーンは難しすぎる」と、嘆いた。
兄の一平さんから、自宅にあるパターを会場にもってくるよう頼んだのは練習日。
「前に使わなくなったのを、”使えば”って実家に送ってあったのを、5、6本」。
その中から、しっくりくるものをいったん返してもらって本戦から投入。
練習仲間で、今週も実家近くに同じ宿を取った池田勇太は、主催の平和の契約プロとして、ホストVに並々ならぬ気合が入っていたが「それは俺も同じよ〜」。
地元が誇る世界遺産が焼失したばかり。
首里城の再建を心底から願う一人としても、「ここで活躍してみんなを元気づけたかった」という。
一家総出で毎日、応援にきてくれた家族のためにも、正岡も並々ならぬ思いで臨んだが、「これではシードもまだでしょ?」。
先週までの賞金ランクは62位。
今週は、12位タイ賞金389万円を上乗せして51位。
少しは足しになったが、毎年この時期、いつも周囲をヒヤヒヤさせるシード権の確保には、あともう踏ん張り。
「シード権もそうだけど、一番いい報告は、優勝でしょ」。
地元で伝え損ねた喜びは、当面の残り3戦で実現させてみせる。