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ダンロップフェニックストーナメント 2019
市原弘大が狙う、神がかりな連覇
今週の舞台は、神話のふるさと。
宮崎県のフェニックスカントリークラブで21日に開幕する「ダンロップフェニックス」で、大会史上6人目の連覇を狙うのは市原弘大、37歳。
昨年は初Vを達成した6月の「日本ゴルフツアー選手権」に次ぐ今大会での2勝目は、「神がかっていた」。
首位との5打差を追った最終日は、10メートル強のバーディパットや、パー4の2打目でチップインイーグルなど奇跡的なプレーを続けて、大逆転V。
師匠格の谷口徹と共にオフ合宿を重ねた思い入れのある地で、世界ランク1位のケプカの3連覇も封じる快挙に、大粒の涙をこぼしたのだった。
あれから1年。感動の昨年覇者が、18日月曜日に会場入り。「アイラブ宮崎」のロゴシャツを着用して宮崎のブーゲンビリア空港に到着。
恒例の歓迎セレモニーに臨み、南国ムードたっぷりのレイをかけられ「食べ物もおいしいですし、宮崎に来ると何かいいことがあるんじゃないかと思える」と、さっそくの兆しを感じ取った。
昨年から宮崎発のウェアブランドP’MAS(ピーマス)を着用するようになって、すぐの快挙に恵まれたことも合わせて「宮崎は、本当に縁起のいい土地。第二の故郷に戻ってきた感じ」と、特別な空気を胸に一杯吸い込んだ。
昨年大会は、開催前に足を延ばして日本神話の聖地「天岩戸神社」にも参拝。健闘を祈願した。
そのご利益もあったと思わざるを得ないVシーンを演じて「そういう目に見えないもののおかげで優勝につながったのかなと思う」。
昨年の優勝に、改めて感謝の気持ちを示したうえで「今年連覇を狙えるのは僕だけ。それに向けて精一杯プレーしたい」。
毎年、豪華な外国人選手が集う大会で、今年の全米オープンを制したゲーリー・ウッドランドや、ホストプロの松山英樹が大会は2年連続、今季は「ZOZOチャンピオンシップ」に次ぐ、日本での2戦目を迎える。
「たくさんの招待選手がくる中で、僕も連覇を目指して頑張ります」。
ゆかりの地で、さっそく思いを新たにしていた。