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「目指すのは“ストロングプレーヤー”より“グッドプレーヤー”」

昨年の最終日、八本松の林を吹き抜ける強風など、“どこ吹く風”で、難コンディションの中、フェード、ドローと自在に打ち分け、圧勝で初優勝を果たした韓国のS・K・ホ。尊敬するプレーヤーは中嶋常幸とトム・ワトソンだ。ホが目指している「ストロングプレーヤーより、グッドプレーヤーになりたい」という理想に、もっとも当てはまる選手だからだ。
日本ツアー本格参戦から2年、一生懸命に勉強したというホの日本語は、ひょっとすると、日本人よりも美しい言葉遣いといえるかもしれない。
「僕の日本語の先生ですか? それはもう、日本人選手の“みなさま”全員が先生です」。
今年は、5月に2週連続で単独2位に入るなど好調で、全英オープン日本予選ランクの2番目の資格で出場権を手に入れ、次週の全英オープンでメジャーデビューを果たす。今大会での初優勝をきっかけに、ホは世界へと羽ばたいていく。

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