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藤本佳則が大会初制覇!!<JOYX OPEN(ジョイックスオープン)>

この日は主催者として奮闘した前村さん(左)は藤本の専属キャディさんでもある。次週以降を予言する(?!)嬉しい2ショット
直前に迫ったツアー復帰にむけて、何より嬉しい大会初優勝となった。

藤本佳則が1日、兵庫県佐用郡佐用町の「JOYX(ジョイックス)ゴルフ倶楽部 上月コース」で行われた「JOYX OPEN(ジョイックスオープン)で、圧勝を飾って「ツアーの大会ではないですけど選手にとって、優勝はどの試合でも嬉しいもの」。

表彰式で、優勝杯を受けた前村直昭さんは普段、ツアーでは藤本の専属キャディでもありまさに、次週から再び二人左脚を始める直前。
この日ばかりは主催者として、大会運営に奔走する前村さんにも最高の形で恩返しが出来た。

14年に結婚して二児の父親になってから、初めて家族の前で優勝を見せられたという点でも“ビリケンさん”の目尻が下がる。

2013年のツアー通算2勝目を最後にまだ3つめの勝ち星に恵まれない。今年、最大のチャンスは5月の日本プロ。最終日は50歳との雨中の一騎打ちに敗れた。プレーオフの2ホール目に谷口徹に大会最年長Vを献上した。
その直後に戦線離脱。
翌週の関西オープンの初日に痛めた左肩の回復に思いのほか時間がかかって、1ヶ月余の休養を強いられた。
「途中、出来るかなと思う時もあったんですが、やはり休んでしっかり治そうと。試合に出られないのは苦しかったですけど、良い選択が出来たと思う」。
すっかり完治した肩はこの日1日、強い風にもものともしない。「パットが良かったし、ピンチもなかった」と、7アンダーの楽勝だった。

前日6月30日の土曜日は、プロアマ大会で“ご奉公”。
前立腺ガンの早期発見・適切治療を訴える「ブルークローバーキャンペーン」とのタイアップ試合は日頃から、お世話になっている方々にもすっかり元気なプレーで報いた。
その表彰パーティではたまたま隣席のレジェンドと、ゆっくり話すチャンスもあった。
大先輩のホストプロ。「伊澤(利光)さんは僕がちっさいときからテレビで見ていたあこがれのプロ。一緒の時間を過ごせるだけでもありがたい」。
過去2度の賞金王と、今大会主催の「JOYX」の所属プロとして同席していよいよ迫った“復帰戦”を前に「いろいろ話をさせてもらえて良かった」と、感謝した。

次週の「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」から、改めて悲願の3勝目を狙っていく。
「1ヶ月半、試合をやってなかったので。ここからまた球を打って、もう1回頑張っていかないと。ツアー後半戦も、盛り上げていきたいと思いますのでみなさん、応援してください」。
この1勝を糧に自信を持って舞い戻る!!
  • 二児の父親は、大変な子煩悩でもある!! 家族大好き
  • 節目の10回大会は、今年もたくさんのボランティアさんに支えていただきました

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