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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2021

大混雑の賞金レースも残り4日

ぎゅうぎゅうです


年末最後の一戦で、賞金王の可能性を残した選手が一堂に介す。

開幕前日恒例のフォトセッションは、近年まれに見る大混雑となった。

 

20ー21シーズン最終戦の優勝賞金は4000万円。

2位なら1500万円。

 

ひしめく5人を真ん中で見下ろすチャン・キムのこれまでの獲得賞金は、12625211円。

2位の木下稜介が113859647円で、差額は1239564円。

3位の金谷拓実が19803605円で、差額が16446606円。

4位の星野陸也が12689496円で、差額が2356715円。

 

キムがこのまま逃げ切るためには、この3人に絶対に勝たせてはならない。

また、木下に限っては、単独2位でも抜かれる。

 

逆に、金谷、星野には優勝しかチャンスがないが、5位の稲森佑貴(8962690円)にも可能性は残っており、稲森が優勝した場合は、キムの成績次第と、計算しだすときりがない。

 

いっそシンプルに、大会史上6人目の連覇達成なら文句なし。

「賞金王になって、この大会でも勝てたらなおいい」と、頷いた。

 

2週前の「ダンロップフェニックス」で今季3勝目を飾って賞金1位に浮上。だが、さらに突き放しにかかった先週の「カシオワールドオープン」は「移動の疲れが残っていた」と、45位タイ。

不発に終わった。

 

明けて今週月、火は「たっぷり休養して残り4日に賭けることにした」と、ほとんどホテルのベッドで過ごして気力、体力共に回復。

 

午後13時から19時までしか食べない半断食ダイエットは今だ1日も休まず、「ご飯に誘われたら、ごめんなさい17時か18時までの集合で、とお願いする。それでも、19時を過ぎたら翌日の断食時間をずらすなど臨機応変に。今もしっかり続けてますよ」と、悲願の初戴冠に向かってストイックを貫く。

 

自己最高の賞金3位と、もっとも頂点に近づいた2017年も、終盤は1位でリードしながら背中痛で、今大会の初日に棄権。

涙をのんでいる。

 

「とにかく自分のベストを尽くすこと。自分にコントロールできることはそれだけです」と、雪辱を誓ったキムの左隣で微笑む賞金3位の金谷。

 

チャンスは今大会の優勝のみという状況だが「逆転の賞金王ももちろん、いろんなものがついてくる。ただただ後悔のないプレーがしたい。調子うんぬん関係なくやるだけ」と、諦めない

 

写真の一番右端で優勝杯をつかんだ星野。

「今年、もう1勝したかったけど上手くいかない試合が多かった」と、賞金3位から狙う大逆転の賞金王へ。

「ここで勝てばチャンスがある。優勝目指していきたいなと思います」と、最後の力を振り絞る。

 

写真左端の稲森は、「賞金王って言うのは良い意味で一回置いといて、最終戦なので少しでも良い位置で上がれるように頑張って、それで本当に優勝が出来れば嬉しい」と、賞金5位に期待を残した。

 

大混雑の今季の賞金レースも残り4日。

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