記事

ダンロップフェニックストーナメント 2022

プロ8年目。29歳の佐藤大平が思うシード選手の定義

現在賞金ランキングは45位。3季連続の賞金シードは確定しても、実質残り2戦でみすみす引き下がるわけにはいかない。

シーズン最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場枠は、例年上位30人程度。

「“JT”に行ってはじめてシード選手と思っている。“JT”に行きたい」と、初参戦を励みに大舞台に賭けている。


プロ8年目の佐藤大平(さとう・たいへい)が、初日にボギーなしの「65」を記録。
3年ぶりに戻った海外招待選手のミト・ペレイラ(チリ)と並んで、6アンダーの首位に立った。



この日奪った6バーディは、多くが課題のグリーン上で作ったものだ。

スタートの10番では「ショットも良かった」と、1.5メートルのチャンスを作ってバーディ発進。
「そこからつながった」と、好スタートが切れた。


「もともとパットでゲームを作るタイプ」と、自信があったが今年6月の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」

で最終日を初の最終組で出ながら8位に陥落した後、「イメージが出なくなってしまった」と、悩んでいた。


でも、2週前に突如、回復。
「いつの間にかラインの乗り方や、球の出し方も良かったときに戻って手が動くようになった」と、自信も戻った。

4年前からオフ合宿し、大学先輩の松山英樹ともよくラウンド経験があるが「参考にはならない」と、きっぱり。

「松山さんは、林のどこからでも狙ってくるけど、僕にその力はない」と断言し、「僕の場合はとにかくまずフェアウェイに置いて、そこからいかにバーディチャンスを作れるか」。夢実現の近道を懸命に探って歩く。

関連記事