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バンテリン東海クラシック 2023

46歳の近藤智弘が、腰痛からの復帰を経て最近思うこと

ツアー通算6勝のうち、2008年の「中日クラウンズ」も地元愛知の大会だ。
本大会は、プロ2年目の2001年に初出場を果たしていきなり2位タイの成績を残した。

以来、21大会連続の出場を続けている。
46歳の近藤智弘(こんどう・ともひろ)は、復帰3戦目。

無事、22回目の出場にこぎつけた。



持病の腰痛で、5月の「ゴルフパートナーPRO-AM」から離脱していた。

「いろいろ治療は続けているけど、年齢もあるので仕方のない部分はある」と、おそるおそる戻ってきた2週前の「ANAオープン」は、悪天候の順延続き。


1日34ホールを強いられるなど予選敗退したが、最終日は44歳の谷原秀人(たにはら・ひでと)が優勝。

「ゴルフは年齢を重ねるほど怖さが先行してくるものだけど、あいつだけは違う。ダイジョウブっしょ、イケるでしょ、って。昔からそう。見習うべきところ。真似ができたらいいな」と大いに勇気づけられていたところで先週は、さっそく最終日に偶然、同組で回る機会を得た。

「アイツに置いて行かれないように。何やってんスかと言われないように、頑張りました」と、16位タイの成績を残した。


そしてさて、今週の三好だ。
距離が伸び、近藤が知る以前の面影はもうない。

「もともと難しかったのに、さらに難しくなって。もう、なんかどうにもならない」と、ついぼやきも出るが、この年になってもまだ、難コースと格闘できるという喜びも。


「あと何年やれるかわからない。そう思うとなるべく笑顔で楽しく回らなきゃ、と心がけている」というのが最近の新境地だ。

2001年から続けてきたシードを最初に失ったのが、40歳の2017年。
以降、復帰と陥落を経験し、20-21年に2度目の復帰を果たしていま2季目。

「今までは、シードがあって当たり前。試合に出るのが当たり前だった。でも、それが終わっちゃったときに、もう少し楽しんでいけばよかったなあってならないように」。

40代も後半にさしかかり、悔いの無いゴルフ人生が目標だ。


コロナ禍の2020年に、また地元名古屋に戻ってきて今週は、車で約45分の自宅通勤。
「応援してくださる方もいるし、なんとか一生懸命。頑張っている姿をお見せできたら」。
ひそかに体にムチ打ちながら精一杯、笑顔で回る。



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