46歳の近藤智弘(こんどう・ともひろ)が、196ヤードの2打目を7アイアンで60センチにつける7番の1イーグルと4バーディと、ボギーは3番のひとつだけ。
2日連続の強風下を5アンダーの「67」で回りきり、通算11アンダーは首位と1差の単独2位で決勝ラウンドに進出した。
風が強さと冷たさを増した終盤ホールは、同組の“ベテランメンバー”さんを励ましながらのプレー。
2020年に会員権を取得し、コース監事の役職を持つ55歳の谷口徹(たにぐち・とおる)が予選カットラインの通算1アンダーで最終ホールに入っており、最後1メートルのパーパットは「入ってくれ!」と、自分のことみたいに応援。
谷口が辛くも沈めると「メンバーさんと所属プロが一緒に予選通過できましたよ!」と、コースのみなさんと一緒に大喜びした。
「同じ世代がどんどん少なくなってきてるし、寂しいのはある。自分も余裕ないから、お互いに応援しあい、一生懸命頑張ろうという気持ちでやっています」と、かたわらの“同志”を励みにV争いに加わった。
会場の三甲ゴルフ倶楽部の所属プロになって3年目だが、本拠地は名古屋のため、本コースに来られるのは1年に数回程度。
今週は、会場入りしてからほぼ毎日、クラブハウスのレストランで支配人や役員の方々と会食し、親睦を深めるなどおもてなしにつとめており、所属プロが9年ぶりの7勝目を達成したあかつきには、コースでVコンペを実施しようという案まで浮上しているとかいないとか・・・。