中でも、最上位の開幕ダッシュを決めた。
平本世中(ひらもと・せじゅん)は、先月の「東建ホームメイトカップ」で8位タイ。上々の滑り出しをした。
ただ、最終ラウンドの最終ホールは1メートル弱のパーパットを外してボギーを叩いてしまった。
「スライスと読んだのが、スライスせずそのまま抜けていきました。入れたい気持ちはありましたが、最後まで落ち着いてプレーができたし、最後も思ったとおりに打てていたので、ほんとに読み違いだけ」と悔しがったが、開幕直前までアイアンの選定に手間取り「1週間前までは、アンダーパーが出る気配もなかったことを考えると上出来です」。
いったん、昨季のセッティングに戻して臨んでみたのが吉と出た。
昨年は、主戦場のABEMAツアーで賞金3位に入って今季の出場権を確保しながら、レギュラーでもわずか8試合の出場機会を活かして賞金63位に食い込み初シード入りを果たした。
2024年ABEMAツアー開幕戦は小鯛竜也が5人のプレーオフを制しました
「まず1勝」と、目標を掲げる今季は、特に最終日を首位で出ながら3位に終わった「日本オープン」への思いが強く、「またチャンスがあれば目指したい」と、今から10月の雪辱に燃えている。
登録名の「世中=せじゅん」はあだ名で、本名は「世中=せいちゅう」。
世界の中心で活躍できますように、とのご両親の願いがこめられている。
開幕ダッシュを契機に、今季まずは国内男子ゴルフで願いを叶える。