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三井住友VISA太平洋マスターズ 2024

平本世中が単独首位でキメポーズ「やりたいことがすべてできた」

プロ4年目の平本世中(ひらもと・せじゅん)が、ボギーなしの「64」でラウンドし、1差の6アンダーで単独首位発進した。

今大会は初出場だが、ここ御殿場は、出身の相模原市(神奈川県)から車で1時間ほど。
近隣のアウトレットにもよく来る、というなじみの地だ。

「良いコースということも、テレビでよく見ていて知っていました」と、気負いはなく、「実際に回ってみて、独特の難しさがあることもわかりましたが、今日は自分のやりたいことがすべてできた」と、後半に入るほど、スコアを伸ばして最後18番でこの日2度目の連続バーディ。

左奥のバンカーから巧みにピンにくっつけギャラリーの喝さいを浴びた。

今週4日に、25歳の誕生日を迎えたばかり。
「いい感じでしたか…?!」と、気にかけたのは1か月ごとに変えるという髪色のこと。

今回はグレーに染めていたのが次第に色が抜け、今はいい感じの金色に。
冬の気配も漂い始めた富士のふもとの陽光に、リーダーの存在感が際立った。




      昨季は「日本オープン」の3位など、出場わずか8試合で初シード入り(賞金63位)を果たした。

      “1年目”の今季は、年頭からシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場を目標に掲げて、今季これまでトップ10は4回。
      現在賞金43位は、出場目安にはもうひと頑張り。

      「5月、6月に足踏みしてしまったのでその分をここから挽回したい。残り3戦で全部トップ10入り、なんなら1勝するくらいの気持ちで臨みたい」と、この日はほぼ半袖姿で通すなど燃えている。

      登録名は「世中=せじゅん」だが本名は「世中=せいちゅう」と読み、世界の中心で活躍を、とのご両親の願いがこもる。

      「せっかくなら見に来てくださった方々に楽しんでもらいたい」とのサービス精神から、歓声にこたえてコースでたびたび作るオリジナルのキメポーズは“スナイパー”。

      「なんか、かっこいいかなって。初優勝時も、これで“地デジ”に映ります!」と、独特の表現でアピールした。

      シーズンも押し迫るこの時期は、スタミナ不足に悩む選手も多い中、「食べることが好き」と食欲が止まらず、むしろ3キロ太ってしまって、大好きなラーメンも今週は自粛中。
      「やばいんですよ、体重が…」。
      初日の好発進で、25歳のプチダイエットも加速する。

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