プロ5季目の吉田泰基(よしだ・たいき)が、前半3番から4連続を記録するなど6バーディ、1ボギーの「65」。
ホールアウトした選手の中では、池村や清水らと共に暫定トップにつけた。
「コース自体はあまり得意ではないですけどグリーンが合わせやすい。見た目とスピードがだいぶ合うようになっているのでそこが一番かな」と、4番では10メートルのバーディトライも決まった。
練習ラウンド時は林ばかり。
「正直調子は全然良くない」と、思いながらふたを開けたら好発進に、相性の良さを認めないわけにはいかない。
昨年、ここ太平洋クラブ御殿場コースで行われている11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、今平周吾に惜敗。
初優勝を逃した悔しさと、18、19年の賞金王を最後まで追った手応えはまだ残る。
半年足らずで戻ってきた同一舞台は、共催大会。
初出場の欧州ツアーはもちろん、魅力的だが「英語が喋れないのでそこがネックです」と、正直だ。
「いや・・・全科目苦手なんですけど。その中でもトップクラス」と、不得手を強調。
もし、出場資格を取ろうものなら「通訳さんを雇います」と、即答して笑わせた。
同伴の欧州勢は、「ドライバーがめっちゃ飛ぶ」と、度肝を抜く一方で、「グリーン上で苦しんでいた感じがあった」。
強豪の隙を突き、御殿場での雪辱を晴らすチャンスは必ずある。