初日5アンダー(66)で好発進した。
吉田泰基(よしだ・たいき)がプロ4季目の初Vに向けて、アクセルを踏み続ける。
スタートの1番でボギーを先行させたが、すぐ2番でOKバーディを奪うと、「そこから自分でもびっくりくらいのバーディラッシュが来た」。
2、3番で3つ続けて取るなど前半9番まで6つのバーディで快走したが、本人の傾向として、スコアが伸び始めたときほど、「自分でブレーキをかけてしまうことも多い」と、日ごろの反省もあり、ラウンドしながら、日大先輩の吉田心(よしだ・こころ)キャディと話し合い。
「きょうはピンをデッドに狙っていこう」と、加速を緩めることなく単独トップで18番に入った。
ラフから190ヤードの計算で打った6アイアンでの2打目は、「エッジに噛めば、というショットがめちゃくちゃきれいに打てちゃって」と、フライヤーしてあわや事故。
「奥のスタンドまで行っちゃう」と、ヒヤリとしたが、幸いボールは隣の副賞展示台で跳ねて、戻って奥ラフへ。
もうすこし左だったらV賞品のBMW車に直撃だったが運よく衝突を回避して、「もし当たってたら購入ですね」と、笑った。
アプローチも寄せきれず、最後はこの日2個目のボギー3人タイの首位にはなったが「逆にいろいろラッキーでした」と、むしろプラスに「運つけといたんで。最終日はしっかり勝ってBMWいただきます」と、冗談交じりに豪語した。
プロ入り2季目の22年に「日本プロ」の3位で賞金シードに定着し、今年2年目。
「ショットはいい感じなので。明日以降も前半からしっかりバーディ獲って。パットもいっぱい沈めて優勝目指して頑張ります」。
初Vなら一気に5年シードのタイトル戦。
このままアクセルを踏み続ける。