3差の圧勝を飾った昨年大会。
「宍戸は特に14番から残り5ホールで、チャレンジングなホールが続くがリスクを冒しても、勇気をもってショットしないと優勝できない」と、攻めの姿勢を貫き最難関の17番でバーディ。
アマプロ通算4勝目(現在は6勝)を決定づけた。
昨シーズンは、中島啓太(なかじま・けいた)との賞金レースもそこから一気に激化。
もつれにもつれて結局3位に終わった。
欧州・DPワールドツアーの出場資格を得た、とはいっても実際の優先順位は非常に低く、まだ一度もその資格を行使できていない。
忸怩たる思いはあるが、先月は「全米プロ」後に米国本土で挑んだ6月13日ー16日の「全米オープン(パインハーストR&CC)」の最終予選を4位で突破。
どんなに阻まれようと何度でも立ち向かい、自ら道を拓く気持ちの強さに並ぶものはない。
本大会の翌月曜にも、出発を控えている。
渡米前の本大会で勝てば今年もまた、5年のシード権に加えて、PGAツアーの「ZOZOチャンピオンシップ(開催予定)」や、7月4日ー7日の欧州・DPワールドツアー「BMWインターナショナル」の出場権が得られる。
「実力者でないと勝てないコースでまた優勝し、タイトルを守りたいな、と思います」。
23回の歴史で、連覇を達成した選手はまだいない。
初の偉業で堂々と世界へ飛び立つ。