4番アイアンを持った250ヤードの2打目は高弾道で舞い上がり、ピン横2メートルでピタリと止まった。
そのあと、すぐ蟬川泰果(せみかわ・たいが)が17番で入りかけの2打目を放ち、3人並んで決勝へ。
清水も蟬川や杉浦同様、三者三様秘めた思いがある。
杉浦は、日大の3つ後輩で、清水が4年時に入部してきた。
「入ってきたときからうまかった」と、一目置く後輩が、快挙を達成したのは昨年。
11月のダンロップフェニックスで杉浦が、史上7人目のアマ優勝を達成した際、清水もその場にいた。
祝福に駆け付けながら「悔しくない、というのは違うと思う」と、当時の心境を打ち明けたが、内心思いをぶつけたのは、杉浦にではなく自分自身だ。