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片山晋呉「何よりもまず、語り継がれるような感動のプレーを!!」
まずはマスターズトーナメントでの活躍。
自己最高の27位につけたのは昨年大会だった。
今年の目標はもちろん、それを上回る成績を残すこと。
「できれば15位以内。最終日のバック9で、リーダーボードにのる位置にいられたら」。
そのために今年は、開催直前までに6試合の出場を決めた。
米ツアーのニッサンオープンを皮切りにWGCマッチプレーのあとアジアンツアー2試合をこなし、さらにアメリカで2試合という過密スケジュール。
これまでになかった大胆な試みに、意気込みの強さが伺える。
そして、日本ツアーでは「25勝を挙げること」。
現在、通算21勝。目標まであと4勝。
クリアすれば、永久シードが得られる。
過去にまだ、6人しか達成されていない快挙。
「当時は、この先なかなか25勝以上する人は出てこないだろうと言われていたけれど。それを僕がやりたい」と、貪欲だ。
昨年、もっとも印象に残るプレーとしてあげたのは、結果として3年連続の賞金王を決定づけることになった10月のABCチャンピオンシップ。
最終日にマークした、コースレコード新の61は自己ベスト。
Y・E・ヤンと並んで通算17アンダーにして、プレーオフ2ホール目に逆転の大会連覇。
「見ている人が、こうなって欲しいという願いどおりのプレーができた。日本の男子にはなかなかない。スーパープレーを見せられた大会だった」。
今年も「ああいう語り継がれるプレーがしたい」と、片山は言った。
「何より、見ている人に喜んでもらうこと。応援してくださる方々を、感動させられるゴルフをたくさんしたい」。
何よりもまず、それが今年一番の目標だと片山は言った。