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近藤智弘「来るという目標だけでは終われない」
そこには多くのゴルフ好きのギャラリー。決して、自分の組に多くのギャラリーが付いているとは思っていない。ただ、そこから見える風景は日本では見た事がなかった。それが嬉しくて仕方なかった。
「すごく緊張するかなと思ってたけど、いつもの良い緊張感で入れました」。
大舞台にもいつもと同じ姿勢で臨める。テレビで見た風景も、周りから聞いた環境にもひるまない。
近藤は「〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック」でいち早く全英オープン出場を決めた。3月末にシンガポールで行われた全英オープンアジア予選では出場を決められなかっただけに、何としても出たかった全英オープン。
今年は出場する事が一つの目標だった。
今日のゴルフは、ショットに苦しんだ。
パーのホールが6ホール。1つのイーグル、3つのバーディを含むものの、8ボギー。落ち着かないスコアに「苦しかった。」と一言。
だが、ボギーを恐れずにバーディを取りに行った結果。事前から攻めることを決めていただけに、決して悔やんではいない。
昨日まで残っていた背中のハリも取れ、明日は気持ちを前向きに、あらためてティグラウンドに立つ。
「来て良かったけど、来るという目標だけでは終われない。」