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JGTO理事長・島田幸作が、地元・宝塚にスナッグゴルフのコーチングセットを寄贈
島田幸作は、まさに宝塚市で生まれ育ったプロゴルファーだ。
「私をここまで押し上げてくれた土地。なんとか、恩返しがしたい」。
その思いから、深刻な腰痛で40代にツアー生活から退いたあとも、宝塚ゴルフ倶楽部を拠点に、後進の指導に熱を入れてきた。
理事長をつとめる日本ゴルフツアー機構では、「世界に通用する若手の育成」をスローガンのひとつに、日々奔走している。
「いずれは、自分のあとを継いでくれる若手がここ宝塚から育ってくれれば・・・」。
島田の、かねてからの夢。
それがいよいよ、3月28日(月)をさかいに、具体的な形となりつつある。
この日、宝塚市役所で、スナッグゴルフのコーチングセットの贈呈式を行った。
弟子の安井純子プロと各1セットずつ。
渡部完(わたなべかん)・宝塚市長の手に託された合計2つのコーチングセットは、それぞれ宝塚市教育委員会と、市立中山桜台小学校に贈られる。
来月4月25日には中山桜台小学校で、第1回講習会が予定されている。
今回の贈呈をきっかけに、スナッグの輪が市内で一気に広がりを見せている。
「このコーチングセットでゴルフを覚えた子たちの中から、宮里藍選手のような優れた人材がここ宝塚から誕生してくれれば嬉しい」と、島田。
コーチングセットを託された渡部市長は、擬似ゴルフとも呼ばれ、ゴルフの基礎が易しく身につけられるスナッグゴルフに興味津々で、「2人のプロを前にして恥ずかしい」と照れながらも、ニュークラブでさっそく“試打会”だ。
市長室の壁に的を置いたアプローチで、みごと満点をたたき出し「これは、面白い! ハマってしまいそうですね」と絶賛した。
ゴルフがルールとマナーを重視するスポーツである点にも着目し「これを機会に技と人柄を兼ね備えた優れたゴルファーを、ここ宝塚から輩出させたい」と、展望を語られた。