記事
『FOR CHILD CHARITY』は選手全員の思い
しかし連日の悪天候の影響で、残念ながら片山晋呉と谷口徹が体調不良を訴えて、きゅうきょキャンセル。
“代打”をつとめてくれたのが、横尾要と髙橋竜彦だった。
急な依頼にも、快く引き受けてくれた2人。
「ちょうど予定もなかったし、何より、子供たちのためだからね」と駆けつけた横尾は、自分が実際に試合で使用したキャップやグローブをあらかじめプレゼント用に持参する周到ぶりを見せて、子供たちを喜ばせた。
「子供たちはきっと今日、谷口さんと回れることを楽しみにしていたと思う。僕では、役不足とは思うんだけど・・・」と、申し訳なさそうにスタートしていった髙橋も、先週の最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』で被っていたキャップをバッグに忍ばせていた。
最終ホールでボギーを打った子に「残念賞」のプレゼント。
他の子には、ひとりひとりサインボールを箱ごと手渡した。
髙橋は昨年の第1回大会に、補欠で登板しながらついに一度もプレーしないまま終わっていた。
そして、今回はジュニアレッスン会だけの出場。
それでも、嫌な顔ひとつせず子供たちと笑顔で接する様子が印象的だった。
本戦の出場選手だけでない。
大会コンセプトであるチャリティと社会貢献は、それぞれのツアーで戦う選手全員の共通の思いでもある。
本大会の入場券の収入の全額と、選手獲得賞金から任意の額を、『NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク』と『社会福祉法人社会福祉協議会』を通じ、難病に苦しむ子供たちや、家庭環境に恵まれない子供たちに寄付されることになっている。
写真下=本戦期間中、上記2団体の活動内容をギャラリープラザの展示ブースで、紹介しておりました。写真は、大会2日目の最終日のインターバルで、出場選手全員で展示ブースを訪問したときの模様です。