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小田孔明は、子供たちとの出会いを糧に

今回のチャリティ寄贈式で特別講師として招かれた小田は改めて、昨年11月のカシオワールドオープンで、念願のツアー1勝をあげたその重みを噛みしめることになった。

数回に分けての発送をお願いした優勝副賞の地元産の食材は、いまも定期便で一度では食べきれないほどの量が福岡県飯塚市の自宅に届くし、このオフの優勝祝賀会は今月20日のコンペで5回目を数え、あれから4ヶ月を経た今でも周囲の反響の大きさには驚くばかりだ。

そしてこの日9日(月)は、優勝をきっかけに久礼田小学校での嬉しい出会いがあった。

7歳の長女と、この4月で1歳になる長男の父親でもある小田は、子煩悩で大の子供好きでもある。
チャリティ寄贈式での対面には、自然と眉毛が下がる。

「昔から憧れの大会のひとつだったカシオワールドオープンに優勝できたから…。ここ高知県で優勝できたからこそ、みんなに出会うことが出来たんだな、と」。
新たな喜びが、ジワジワと溢れ出す。

同時に、今シーズンに賭ける思いがムクムクと沸き起こった。

今年の目標は「4月の開幕ダッシュと全試合予選通過」だ。
そして、自身初の「賞金王を狙う」と、公言した。

だが、言ったそばから照れ隠し。
「なんてね。言ってるだけですよ。そんな簡単なことじゃないってのは、分かってるんスから」と、その難しさを認めつつ、子供たちの元気に後押しされて一度ついた勢いは止まらない。

今回の出会いを糧に「今年は年間3勝します」と、小田。
11月に、再びここ高知に戻って来た際は、賞金レースの渦中にいたい。
そして、子供たちの前でみごと連覇を達成して、夢を叶えてみせたい。

それが子供たちへの何よりの贈り物になる。

※このたびのチャリティ贈呈式で寄贈されたスナッグゴルフセットは小田から南国市の久礼田小学校に手渡された1セットを合わせて計4セット。ほか3セットは高知県ゴルフ協会を通じ、導入を希望する県内の小学校に贈られることになります。
なお過去2年の寄贈校は、以下の7校です。

芸西村立芸西小学校
香南市立夜須小学校
香南市立香我美小学校
高知市立浦戸小学校
私立高知小学校
高知養護学校
高知市立久重小学校

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