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コカ・コーラ東海クラシック 2010
兼本貴司はプレーオフ1ホール目に敗退
絶好のチャンスを自ら手放した。2打差の単独首位で迎えたパー4で、「逃げてボギーを打った」という。
「いま考えると、そのときに勝負は決まっていたのかもしれない」と、振り返る。
同じ最終組の藤田はその前の16番パー3で、崖下のダブルボギーを打ったが「あれは攻めた結果だったと思う」。
だからこそ次の17番で土壇場のバーディを奪い、再び兼本に食らいついてこられたのだと思う。
自分はといえば、大事な場面で守りに入ってしまったことへの後悔が、尾を引いた。「勝負事なんだから」と、自分を責めた。
夏に大事なエースドライバーを破損して以来、まだそれに代わるものが見付けられず、今週もティショットに精彩を欠いていた。
「曲がりながらもなんとか72ホール、良いゴルフが出来ていたと思うんだけど。でも、最後に我が出たね」と反省しきりだ。
藤田と松村の、他の2人を残して引き上げて来た兼本は、「三好はやっぱり難しい。アップアップでした」と、苦笑いで白旗をあげていた。