Tournament article

ブリヂストンオープン 2010

小田孔明は「気合いの坊主」が効いて2位タイ発進

先週の日本オープンは最終日に78を打って撃沈。3日目11位から、37位に沈んで理髪店に駆け込んだ。

高校2年時に「停学を食らって」以来という「気合いの坊主頭」の効き目は絶大。

この日初日は15番からの4連続バーディを含む67で、2位タイの好発進に成功した。

今年は東建ホームメイトカップで連覇を達成した“開幕戦男”がここしばらくはおとなしかった。
6月には6試合連続で予選落ちの屈辱。

突如かかったパッティングのイップスが原因だ。
「手が動かなくなって・・・。30センチが入らないんだから、ゴルフになるはずがない。ほとんど病んでましたね」。

大御所に始まって、池田勇太や石川遼ら、若い選手にもアドバイスを求めたが、一様に「気持ちの問題じゃないかな」と首をかしげるばかりで、これといった解決策も見あたらないままシーズンは過ぎた。

そして結局、ここにきて本人も出した結論が「気持ち次第でしたね」。
ふいに病いが去った今はそう痛感している。

復調の兆しが見えたら、たちまち強気も戻った。
「ここから6試合連続で行っちゃおうかな」。
今年は、ここから残り全6試合でのV争いで、序盤の取りこぼしも残らず回収するつもりだ。

関連記事